○歯のコラム 2011年12月 「初期虫歯」について
歯の表面がところどころ白くなった状態でエナメル質からミネラルが溶け出ている状態を脱灰といいますが、歯の白い部分は脱灰が始まっている状態で、初期むし歯と呼ばれます。
むし歯の原因菌は、実は口のなかにいつもいる菌なのです。
ところが口の中に糖質が入ってくると、それを元に数を増やし、酸を出して歯を溶かすのです。
しかし、初期の段階であれば溶け出したミネラルを戻す働きがあります。それが再石灰化です。
初期むし歯は、早期に発見し進行を食い止めると、唾液の働きで再石灰化できます。ただし再石灰化には時間がかかるので、早く進行を止めることが大切です。
お口の中の健康状態を保つためにも毎日の歯ブラシはとても重要ですね。
シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2011年12月掲載分