シオノデンタルクリニックへのお問合せ
歯のマンスリーコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2014年3月 「睡眠時無呼吸症候群」

 

 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり、うまくできなくなってしまったりする病気です。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは睡眠中、①徐々に大きな音になるいびきを生じ、②その後にいびきの音は弱くなるか消失し、③しばらく後に再び大音量のいびきが生じるという①~③までのサイクルを繰り返します。
 睡眠中に10秒以上呼吸が止まることを「無呼吸」、1回換気量が50%以下になり、呼吸が浅くなった状態を「低呼吸」といいますが、この①~③のサイクルが起きている間、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは「低呼吸」~「無呼吸」の状態を繰り返しています。

低呼吸、無呼吸の状態では、腹部や胸部は収縮と拡張をリズミカルに繰り返しており、酸素が十分に摂取できず、苦しくなって半覚醒状態になるため、眠りの深さは浅くなります。その結果、日中に強い眠気を感じるようになります。

 

 睡眠時無呼吸症候群の治療には、原因疾患の治療、生活習慣の指導、内科的治療、口腔内装置による治療などがあります。

 歯科では、医科における睡眠時無呼吸症候群の確定診断後、口腔内装置を作製し、治療にあたることが一般的です。現在よく用いられる口腔内装置は、下顎を前方に牽引して、咽頭腔を開大して、上気道を確保する装置があります。

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2014年4月掲載分

 

今月の歯のコラムへ

シオノデンタルクリニック 歯のコラム バックナンバーへ