○歯のコラム 2014年10月 「ドライマウス」
ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少、唾液の質も変化し、口の中が乾燥したりネバネバしたりする状態のことを言います。口の中の乾燥、ネバつきは、う蝕や歯周病、口臭などさまざまな口腔トラブルの原因にもなります。
口の渇きを感じたら、口の中を清潔に保ち、湿潤に気をつけましょう。また、唾液分泌を減らす副作用のある薬を飲んでいないか、最近ストレスをためていないか確かめましょう。普段の生活習慣を見直して、ドライマウスにならないよう予防に心がけましょう。
〇口腔内を湿潤させ、口腔内を清潔に保つ
保湿剤配合の飴やガムを噛んだり、保湿剤配合のマウスウォッシュ(デンタルリンス)を使うと効果的です。
ただし、むし歯にならないようシュガーレスやキシリトール配合のものを選びましょう。
また、部屋の湿度に注意し、寝る前はマスクをかけるなどしましょう。
〇歯垢(プラーク)の残りやすいところ
奥歯や、歯の間、歯ぐき(歯肉)との境目などは、特に付着しやすいため、しっかりと歯磨きして除去しましょう。
〇毎日の食生活を正す
普段から食事のときは、よく噛み咀嚼回数を増やすことを心がけましょう。
また、酸味のある食べもので口の中を刺激するなども効果的です。科医院で歯のクリーニングをしてもらうことも大切です。
〇生活習慣を正す
お酒はほどほどにする。タバコをやめる。など日ごろの生活習慣の改善を心がけましょう。
〇ストレスをためない生活
精神的に緊張すると、それだけでも唾液は出なくなります。気持ちをリラックスさせることも大切です。また、軽い運動も効果的です。
当院では口の乾燥・ネバつき・口臭が気になる方へマウススプレーをご用意しております。お試しも出来ますので気になる方はスタッフまでお気軽におっしゃって下さい。
シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2014年10月掲載分