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歯のマンスリーコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2015年9月 「デンタルフロスの効果的な使い方」

 

 デンタルフロスを知っていますか?デンタルフロスとは弾力のある糸のような清掃用具のことで、日々の歯磨きだけでは落ちない歯と歯の間や歯茎の境目の汚れを落とす効ことができます。その結果、虫歯や歯周病を予防してくれる効果があります。

 しかし、デンタルフロスを使っている日本人はわずか2割と言われています。一度使い始めるとやめられなくなるほど、デンタルフロスの効果は目に見えてわかります。

 

デンタルフロスを使う4つの理由

①歯ブラシで取りきれない歯垢を取り除くことができる

 デンタルフロスと歯ブラシを併用したときの効果は、歯ブラシだけの利用と比較すると約20%も歯垢の除去率がアップし、歯垢の除去効果は合わせて約80%まで向上します。逆に考えると、デンタルフロスを使わなければ半分程度しか歯垢が除去できていないのです。

 

②虫歯の予防・早期発見ができる

 デンタルフロスで歯と歯の間の歯垢を取り除くことで、虫歯の予防になります。特に、隣接面カリエス(歯と歯の間のムシ歯)の予防効果が非常に高まります。隣接面カリエスは、ある程度虫歯が大きくなってから歯に穴があくため、発見が遅れやすい虫歯です。

 発見が遅れる分、気づかないうちに進行してしまう危険な虫歯ですので、予防がとても重要になります。また、デンタルフロスを利用することで虫歯の早期発見を期待できます。デンタルフロスを動かした際に、何かが引っ掛かる感じがあったり、ざらざらしたものを感じたりすると、虫歯の疑いがあります。虫歯かな?と感じた段階で歯医者に行くことで虫歯の早期発見に繋がり、最低限の治療で済ませることが可能です。

 

③歯周病の予防・早期発見ができる

 虫歯と同様に、歯周病の予防効果もあります。歯周病も歯と歯の間の歯垢が主な原因となるため、デンタルフロスを利用することで予防に繋がります。また、デンタルフロスを使用して出血する場合は歯周病の可能性があります。

使用する度に血が出るようであれば、虫歯と同様に早めに歯医者に行きましょう。早めに発見し、すぐに対策を行えば最低限の治療で済ませることが可能です。

 

④口臭の予防・対策になる

  歯と歯の間には、歯垢と一緒に食べかすも溜まりやすくなります。口の中の細菌は食べかすを栄養に繁殖します。その繁殖の際に分解臭が発生するのですが、これが食べかすが原因の口臭です。そのため、デンタルフロスで歯と歯の間にある食べかすを歯垢と一緒に取ることで、口臭の予防・対策になります。

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2015年9月掲載分

 

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