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歯のマンスリーコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2016年6月 「歯を失った後の治療が大事なワケ」

 虫歯、歯周病、事故など年齢を重ねるにつれ、残念ながら失う歯の本数も増えます。厚生労働省が行っている歯周疾患実態調査では、一人平均の歯を失った本数は65〜69歳で約7.2本、永久歯の本数は28本(親知らずを除く)なので約1/4を失ってしまうことになります。歯を失った部分には、ブリッジ・部分入れ歯・総入れ歯・インプラントなどの歯を補う治療が必要となります。

【抜けたまま長い間放置すると...】

・見た目が悪い
・歯ぐきが痩せ、顔が変形する
・しっかり噛めないことで胃腸への負担がかかる
・周囲の歯が移動し、噛み合わせが悪くなる
・うまく発音できない
・歯並びが悪くなる
・全身のバランスに悪影響を及ぼす
・脳の活性化に影響するなど...

 

〇治療法その1

<入れ歯>

長所

・ほとんどの方に対応できる

・保険が使えるので安価

短所

・違和感がある

・食べにくかったり、固いものが噛めない

・バネをかける歯に負担がかかる

・前歯にバネが見えると見た目が悪い

・歯が抜けた部分の骨が次第に痩せていくことも

・天然の歯に比べて噛む力が低下

入れ歯が初めての方は、食事や会話などに苦労されます。しかし、入れ歯をつけないでいると入れ歯が合わなくなるだけでなく、お口の中にも様々な悪影響を及ぼします。早く快適な生活が送れるように入れ歯に慣れるひつようがあります。もっと快適に食事したい、外れにくい入れ歯にしたい、目立たない入れ歯にしたい、といった場合は材質を変えたり、磁石やインプラントを併用したりすることで快適さや機能性を向上させることも可能です。(保険適用外)

 

〇治療法その2

<ブリッジ>

長所

・固定式でお口の中の違和感がない

・保険が適用できる

短所

・お口の状態によって対応できない

・支えとなる両隣の健康な歯を削らないといけない

・支えとなる歯に負担がかかる

・歯が抜けた部分の骨が次第に痩せていくことも...

ブリッジとは歯のない部分の両隣の歯を支えにして、橋をかけるように被せ物を作る「被せ物の橋」のことです。お口の中の状態や支えとなる歯の状態にもよりますが、一般的に歯の無い部分少ない場合はブリッジが選択されることが多くなります。ブリッジは入れ歯のように取り外してのお手入れもなく手軽なのですが、支えとなる歯への負担が大きいのがデメリットです。支える歯に虫歯などの疾患がなくても削って被せ物を被せたりすることになるので、定期的に支えとなる歯のチェックを受けることがとても大切になります。

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2016年6月掲載分

 

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