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歯のコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2017年3月 
「メンテナンスにおいでください!」

 

 歯が痛くなって歯科医院を受診したらほかにも悪いところが見つかったり、治療が終わって安心していたら、しばらくしてまた悪くなった経験はありませんか?

お口の環境を改善して病気の原因を減らさないと、新たなトラブルと治療のいたちごっこに。虫歯や歯周病になりにくいお口に変えるため、定期的なメンテナンスを始めましょう!

 

・治療の繰り返しを止めるには?

メンテナンスとは、歯科医院で受けられるプロフェッショナルケアのこと。お口の健康診断のほかに、歯や歯ぐきを隅々までクリーニングし、患者さんに合ったセルフケアや間食のコツをお教えします。

患者さんにメンテナンスの大切さを説明する時、私はこんなたとえ話をよくします。「もし高血圧が原因で血管が切れた時、血管だけつないで患者さんを帰すお医者さんはどこにもいませんよね?」って。

高血圧の改善のために、患者さんごとに原因を調べ、投薬や食事指導など、その人に合った指導をするはずです。そのままだと再発してしまいますからね。

お口の中の病気も同じです。治療がうまく終わっても、原因を減らさなければまた同じことが起きてします。だからこそ、専門家が患者さんと一緒に歯を守るメンテナンスが大切なのです。

 

・メンテナンスで歯を守る!

歯周病が進行すると深い歯周ポケットができますが、問題は治療して炎症が治まったあともポケットがなかなか浅くならないこと。放っておくと、歯ブラシの届かないポケットの奥に歯石やプラークが溜まって炎症が再発し、重篤になりやすいのです。

また、詰め物や被せ物の周りは、削ったことのない健康な歯に比べ虫歯に弱いってご存じですか?歯と詰め物の継ぎ目には、どんなに上手に治療をしても、ミクロの目で見ると段差があり、そこにプラークが溜まりやすいからです。

虫歯も歯周病も、知らないうちに少しずつ壊れていく病気。壊れてから「穴が開いた!」「グラグラする!」を気づいて治療を受けても、歯を救うには手遅れになってしまっている場合が多々あります。

早めに気づいて対策をとるため、メンテナンスを始めましょう!虫歯と歯周病のコントロールをトータルに受けられるので、歯の寿命に断然違いがでてきます。

痛くなったら行く歯科医院から、お口の健康管理のために定期的に通う歯科医院へ。
歯医者さんとの新しいお付き合い、はじめてみませんか?

 

 

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2017年3月掲載分

 

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