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歯のコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2017年7月 
「〜お薬について〜」

 

〇服薬の時間にはなぜ決まりがあるの?

食前・食間・食後・寝る前…
服薬のタイミングにはどんな意味が?
服薬のタイミングのことを「服用時点(ふくようじてん)」と呼びます。
「食前」は食前30分以内、「食後」は食事30分以内、「食間」は食後2時間(食事と食事の間)のことを指します。服用時点でもっとも多いのは「食後」の指示です。これは、飲み忘れ防止や胃腸障害の軽減などの利点があるためです。「食前」や「食間」は漢方薬のように空腹時の服用が効果的である薬などに、「寝る前」は催眠鎮静薬などに指示されます。

 

 

〇食事を抜いた時はどうすればいいの?

食事を抜いた時にもっとも注意すべきことは、糖尿病薬の服用を控えることです。これは低血糖を防ぐために、とても大切なことです。糖尿病薬以外の薬であれば、食事を抜いたときに服用しても悪影響は少ないと考えられますが、胃腸障害の軽減のためには、少しでも食べ物を口にすることをおすすめします。

 

〇栄養ドリンクや牛乳で飲んでもいいの?

 栄養ドリンクや牛乳でもいいことが多いのですが、テトラサイクリン系抗生物質のように、薬の成分の吸収が低下することによって、効果が弱まる薬もあるので確認が必要です。薬はできるだけ指示された飲み方を守ることが大切です。そうすることで、期待する効果が得やすくなり、副作用の軽減にもつながります。これは、上手に薬と付き合うためのコツといえます。

 

〇正しく服用されず飲み残しの薬代、なんと500億円!?

 日本では用法用量通りに飲んでいる人は2〜3割と言われ、無駄になっている薬代は年間約500億円にもなるそうです!(※日本薬剤師会調べ)
また、飲み残ししたために病気が早く治らず、治療が長引いているケースもあるのではないでしょうか。薬は用法用量を守ってこそ効果を発揮するもの。自分の身体のためにも、処方された薬は飲み切りましょう。
なお、歯科医院を受診される際はお薬手帳を持参してください。

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2017年7月掲載分

 

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