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歯のコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2018年6月 
【入れ歯づかいの達人になろう】

 

歯を失った方にとって、もっとも身近な治療といえば、今も昔も「入れ歯」でしょう。
使い慣れるまでには少し努力が必要ですが、いったん慣れてしまえば、扱い方はごくシンプル。あなたの大切な相棒となる入れ歯との上手な付き合い方をお教えします。特に初めて入れ歯を使われる方の場合、次の4つのポイントに気をつけてみてください。

 

①「はめる」「外す」の練習をしましょう。

入れ歯が出来上がったら、つけ外しの練習をしましょう。歯科医院でやり方を教えてもらい、何度か繰り返してください。ただし、無理に入れると、歯や歯ぐきを傷めたり、部分入れ歯のバネがゆるんではめにくくなることがありますのでご注意を!
総入れ歯の場合は、つける前に入れ歯を水で湿らせると吸着が良くなります。

 

②試運転と調整の期間を設けましょう。

入れ歯を入れて最初の2週間程度は、試運転期間だと思って過ごしましょう。最初はベロや頬を噛みやすいので、やわらかいものを食べ、1~2週間使ったら、歯科医院で使い心地を伝えて微調整してもらいます。しばらく使って良く馴染んできた頃にさらに調整を重ねると、入れ歯との相性がいっそう良くなる場合があります。

 

③お手入れ法や保管法を覚えましょう。

入れ歯も自分の歯と同じように汚れます。入れ歯に付くプラーク(細菌のかたまり)を放っておくと、入れ歯が細菌の巣になってしまうので、毎日欠かさずお手入れを。ブラシでみがいて、洗浄剤につけましょう。また、入れ歯は乾燥するとゆがんだりヒビ割れを起こしますので、使わないときは水を入れた入れ歯ケースで保管しましょう。

 

④何年かに一度は補修が必要です。

入れ歯は、使っているうちに歯がすり減りますし、プラスチックの床(歯ぐきに触れる部分)にヒビが入ったり、バネがゆがむこともあります。また、時間が経つと患者さんご自身のアゴの骨の形や歯の位置も少しずつ変わってきます。ですから、定期的に入れ歯の適合を歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

部分入れ歯をお使いの方は、入れ歯だけでなく残っている歯のケアにも気をつけてください。
バネをかける歯が歯周病でグラグラになったり、根もとに大きなむし歯ができて弱くなってしまうと、部分入れ歯は役割を果たすことができません。残っている歯を守るためにも、歯科医院での定期的なメインテナンスをオススメします。

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2018年6月掲載分

 

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